相続で大事な3つの数字
みなさまこんにちは。清澤司法書士事務所でございます。
今回は相続が発生した際、必ず覚えておきたい数字のお話です。
突然ですが、みなさまは「相続」と聞くと、どんな数字を思い浮かびますか?
相続で知っておくべき数字
- 相続税の基礎控除額は3000万+600万×相続人数だから3000と6
- 相続の限定承認をするには、相続発生を知ってから3か月以内に行う必要があるから3
- 配偶者の法定相続分は常に2分の1であるから2と1
などなど、このように相続に関係する知っておくべき数字は沢山ありまして、相続と数字は切っても切れない関係なのです。
相続手続きで特に覚えておくべき数字とは?
そんな中でも、次のご紹介する3つは特に覚えてもらいたい数字になります!
その数字とは。ズバリ 3・4・10
そう3カ月、4カ月、10カ月です。
「サン・ヨン・ジュー」「ミ・ヨ・テン」「見よ点」など覚え方は様々です。
この3つの数字を簡単にご説明させていただきます。
3カ月ー相続発生を知って3ヶ月以内にすべきこと
相続人は相続発生を知ってから3カ月以内に相続放棄・限定承認などの相続方法について、意思表示をしなければなりません。
この3カ月の期限を過ぎてしまうと単純承認といって法律で定められた配分通り財産を受け継ぐ事となり、相続人は他の相続方法を選択することができないというペナルティを受けます。
4カ月−相続発生を知って4ヶ月以内にすべきこと
相続人は相続発生を知った翌日から4カ月以内に、被相続人分の確定申告を行わなければなりません。
この申告を準確定申告といいます。
そして準確定申告が4カ月以内に間に合わない場合、延滞税や加算税などのペナルティを受ける事があります。
10カ月−相続発生を知って10ヶ月以内にすべきこと
相続人は相続発生から10カ月以内に相続税の申告を行わなければなりません。
この申告が期限に間に合わないと、延滞税のペナルティを受けることがあります。
まとめ:相続に関連する手続きの期限を知っておこう
以上のとおり、これらの数字は各申告の期限を示しています。
3・4・10の数字を覚えておいていただき、相続が発生した際に各申告をしっかり行えば、ペナルティによる財産に対してマイナスの影響を防ぐことができます。
今回は相続についての重要な数字をご紹介しましたが、もちろんその他にも、遺言執行、遺産分割協議、遺留分減殺請求、預貯金の解約、、、、。などなど相続手続きは多岐にわたります。
3・4・10の数字で解決できなくなった相続の問題は、清澤司法書士事務所にお気軽にご相談くださいませ!