老後資産について
おはようございます。今日も東京は雨。今週に入ってからカラット晴れ渡った空を見ていないような気がします。
相変わらず九州地方は大雨で、被害にあわれた方にはお見舞いを申し上げたいと思います。7月に入り梅雨も本番。皆様雨による災害には十分にお気をつけ頂きますようお願いを申し上げます。
さて、今日は何を書こうかといろいろと悩んでみました。なかなかいい話題が見つかりません。そこで、少し前に新聞紙上を騒がせた老後資産の件を話題にしたいと思います。
麻生財務相が老後の生活費として2000万円が必要と言ってからすでに1カ月程たち、この話題も下火になっていますが、さて、皆さん老後の資金ってどうなっていますか? いくら必要かは人それぞれ。老後にどのような生活を望まれるかにより資金の量は上下すると思います。例えば老後は田舎に戻って家庭菜園といった夢を持たれている人と、世界遺産を巡る旅をしたいと考えている方では大きく違うでしょう。その人の幸せは人それぞれだと思います。
一昔前までの人生設計では、20代で結婚して20台後半から30台前半で子供を作り、子育て期間が約20年間、50代前半までには子育てが終わり、定年までのの期間で老後の資金を貯めると言った青写真が一般的だったと思います。(高度経済成長期ごろの青写真だと思いますが・・・。)
その後、日本の社会(国際社会も)大きく変化し、女性の社会進出、晩婚化、子供の高齢出産、社会の高学歴化、等々で60歳(定年)になっても子供の養育が終わらない等の状況になっているご家庭も多いかと思います。(我が家もその計算です。子供が大学を卒業できるのは私が63歳になった年です。大学まで行ける頭があればの話ですが・・・。)
子供の手が離れないことにより、老後資金を貯める期間がない状態となり、なかなか2000万円は厳しい状況になっている家庭も多いかと思います。確かに社会は少子化で高齢者の活用、就労が望まれていますが、なかなか社会が急激に変化することは難しいと思いますし、また高齢者の技術なり経験なりが必要だからと言って、高齢者が会社に居座ることにより、ただでさえ減っているポストを高齢者が占め、若い世代のモチベーションにどう影響するかはなかなか計り知れないものがあると私は思います。
人生100年時代、死にたくても死ねない時代が来ると言われています。楽しく生き甲斐のある人生が長くなるのであれば喜ばしいのですが、社会の過渡期なのでしょうか、正直先が分からず手放しで希望が持てないという感じがして私は心配です。